おとーのアンマー はるこばあちゃん

おとーのアンマー はるこばあちゃん

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最終更新日: 2024年09月11日

私の父方のばあちゃんは今年96歳になる。現在、高齢者施設で穏やかに過ごしている。

私にとってばあちゃんはとても大切な存在だ。

ばあちゃんの事が大好きで、最近は可愛くてしかたがない。

ばあちゃんの口を拭いていると、「前は逆だったのにね」と心の中で思う。

 

そんなばあちゃんとの思い出を綴ろうと思う。

 

両親が共働きであったこともあり、幼少期はばあちゃんと過ごすことが多かった。当時は育休制度が整っておらず、公務員であった私のアンマーは出産後2~3か月で職場復帰しなければならなかった。保育園に入所できていない間は父方母方の両方のばあちゃんが私の面倒を見ていてくれていたのだと聞かされたのは小学校低学年くらいだったと思う。

 

ばあちゃんの作るもので特に美味しかったのは“ンーナーシールー”(具なし味噌汁)だ。鰹節以外何も入っていない。だが忘れられないくらい美味しかった。私も作ってみたが、絶対に再現できない。作り方を聞いたことがあるが、ばあちゃんはいつも笑いながら「聞かれてもわからんさぁ~」としか答えなかった。

 

父方のばあちゃんは、とても優しく穏やかで、あまり自分の意見を言う方ではない。

農作業が大好きで、草引きも収穫も何をするのもばあちゃんのスピードには到底及ばなかったが、90歳頃から送迎するものが居ない場合は畑へ行くことができなくなった。私と姉が育児休暇中は、ばあちゃんが赤ちゃんの面倒を見て、私たちは農作業を手伝うことが多かった。私たちが職場復帰すると畑へいくこともなくなってしまい、定年退職した私の父が作った野菜を袋詰めしたりして過ごしていた。

 

とても子供が大好きで、孫ができる以前は、近所で商売をしているお宅の子供たちをあずかったりもしていた。90歳過ぎまでひ孫である乳児を一人でみていた。さすがにひ孫が外に出ていってしまった場合、追いかけられないという理由で預かりも終了した。

 

 

ばあちゃんは、お盆や正月に御馳走があっても、眺めてばっかりでぜんぜん箸を付けず、「あんたがたから食べなさい。」と言い、みんながデザートタイムになってからでないと食べなかった。

今でも、施設に差し入れに行くと「子供達の分はあるねぇ?」と差し入れを分けてあげようとする。「子供たちのも買ってあるよ~」というと「じゃあもらおうねぇ」といって食べる。

 

沖縄のおばぁあるあるだが、好きな食べ物はケンタッキー、マクドナルド、ピザだ。今でもコーラとポテトチップスをおやつに食べている。

 

私にはばあちゃんとの思い出がたくさんある。時々ブログに書こうと思う。


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筆者紹介

みやぎのプロフィール画像

名前:みやぎ

業界歴:国内大手保険会社で11年勤務

資格:2級FP(ファイナンシャル・プランニング)技能士

趣味:家庭菜園

座右の銘:ちゅぬ うんじぇ わしてえ ならん(人の恩じぇ忘してぇならん) 
【意味】自分の恩はわすれても、人からの恩は忘れてはいけない

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