目標設定から始める資産運用のステップ:具体的に考える方法
最終更新日: 2024年09月24日
資産運用や投資を始める前に「何年後にいくら必要か」を具体的に知ることが必要です。そのためには以下のステップが重要です。
1. ライフプランの作成
まずは、自分や家族の将来のライフイベントを整理し、それにかかる費用を見積もることが大切です。主なライフイベントには次のようなものがあります。
結婚、出産・住宅購入・教育資金・老後資金・旅行や趣味など
具体的に「いつまでに、いくら必要か」を確認します。
2. 現在の支出と収入の見直し
現状を把握するために、毎月の支出と収入を確認しましょう。具体的には以下をチェックします:
- 固定費:家賃、ローン、光熱費、通信費などの毎月発生する費用
- 変動費:食費、外食費、趣味、レジャーなど、月によって変わる費用
- 収入:給与や副収入の合計
などのほかに車の購入、維持にかかわる費用も忘れてはなりません。
例えば10年に一度200万円の車をローンで購入し、維持費が月平均25,000円の場合、ローンと維持費を合わせた10年間の月平均費用は約42,000円となります。
けっこうな金額です。
持ち家のかたは、火災保険や固定資産税もお忘れなく。
私の感覚ですが、火災保険と地震保険で5年に一度、25~30万円くらいかかるのではと思います。
自動車・火災・地震ともに保険料が高くなってきていますので、考慮する必要があります。
これにより、現在の貯蓄可能な額や、節約できる部分が分かり、目標に向けてどれくらいの資金を積み立てられるか計算できます。
3. 目標金額を具体化する
次に、各ライフイベントや目標に必要な金額を具体化します。例えば
- 子どもの大学進学費用:数百万円
- 住宅購入の頭金:500万円以上
- 老後の生活資金:老後生活が30年続くと仮定し、月20万円の生活費なら約7,200万円が必要(老齢年金が月15万円であれば5,400万円引き1,800万円)
インフレ率(物価上昇)も考慮して、現在の価値だけでなく、将来の価値を予測することも重要です。
4. 期間の設定
「何年後に、いくら必要か」を考えるために、以下の質問に答えていきます。
- そのライフイベントは何歳頃に起きるか?
- その時点までに、いくら貯めておく必要があるか?
例えば、10年後に住宅購入を考えているなら、「10年後に500万円の頭金を用意したい」という具体的な目標を立てることができます。
5. 貯蓄目標と運用目標の決定
目標金額と期間が決まったら、どのように資金を増やしていくかを考えます。ここで、次の質問が重要です。
- どのくらいリスクを取れるか:高リターンを目指すならリスクの高い投資商品(株式など)、リスクを抑えるなら債券や定期預金などを選ぶ
- 毎月いくら積み立てられるか:毎月の貯蓄額から逆算して、目標額に到達できるかシミュレーションします
例えば、毎月2万円を10年間積み立てて利回り3%で運用すると、最終的に約280万円となります。逆に、「目標額に到達するには月々いくら積み立てるべきか」を算出することも可能です。
まとめ
「何年後にいくら必要か」を知るためには、まずはライフプランを明確にし、目標金額や期間を設定することが重要です。
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筆者紹介
名前:みやぎ
業界歴:国内大手保険会社で11年勤務
資格:2級FP(ファイナンシャル・プランニング)技能士
趣味:家庭菜園
座右の銘:ちゅぬ うんじぇ わしてえ ならん(人の恩じぇ忘してぇならん)
【意味】自分の恩はわすれても、人からの恩は忘れてはいけない
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